ホテル館内Wi-Fi環境構築
急激にニーズが高まったWi-Fi。
スマートフォンやタブレットの急速な普及でNETを利用する人が増え、また、訪日外国人のインバウンド効果も手伝いWi-Fiニーズの増加が止まりません。
ゲーム端末や電子書籍等、Wi-Fi利用の多様性も顕著になり、接続頻度も以前と比べものにならないレベルになって来ました。
ホテルのインターネット環境構築の留意点
セキュリティ-
館内ネットワークは一般に以下のような系統があります。
- 館内事務所系・系列店VPN接続系
- 予約システム・決済システム系
- 客室有線LAN(VODサービスやPC等の有線接続サービス)
- ゲスト用無線LAN(Wi-Fi)
- スタッフ用無線LAN(Wi-Fi)・IPトランシーバーシステム系
- ネットワークカメラシステム系
などがあり、系統が統合されている場合もありますが、基本的にそれぞれ別系統には通信出来ない仕組みになっています。その上でパスワードを設定し外部からの不正なアクセスや、同一アクセスポイント接続端末同士間の通信も遮断し、セキュリティを高めるようにします。
またバックヤードで稼働するシステムへはゲストからの侵入を防ぐシステムでないといけません。
一方、弊社で使用するアクセスポイントは業務用の機種で、いたずら防止の観点から必要に応じセキュリティカバーを付けたタイプを施工しています。
電波環境- Wi-Fiの電波は、複数の周波数帯とチャンネルによって混信を防ぐ仕組みになっています。
ホテルのように客室数が多いとアクセスポイントの数も増え、限られたチャンネルを割振りするため干渉してトラフィックの低下を招く場合もあります。
また、隣接する建物に設置されたWi-Fi電波の影響を受ける場合もあります。特に設置後の近隣環境の変化により影響が表れ始めるといったケースも見受けられます。弊社では、必ず事前の現地調査を実施して電波環境の把握に努めています。
メンテナンス- Wi-Fiの場合、稀ではありますが時としてアクセスポイントが固まってしまう場合があります。
多くの場合リセットで復旧しますが、その他の故障等が生じた場合、弊社では遠隔による監視と、メンテナンス体制で臨んでいます。
コストパフォーマンス- Wi-Fiのアクセスポイントの機種も豊富になり、客室階と宴会場・会議室ではお勧めする機種がおのずと異なります。
弊社では、如何に安く、ストレスなく繋がり、故障の起こりにくい機種をご案内しています。
ルーターの選定から、センターHUB・フロアHUBについても、コストパフォーマンスを考え最適な機種をご提案しています。
- その他
- 弊社ではWi-Fi環境下で、特定のユーザーがネットワークに負荷の掛かる通信を行う事を防ぐため、システムに一定の利用制限を掛ける仕様でご提案しています。
Wi-Fi設置までの流れ
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現地調査 無線LAN(Wi-Fi)構築において、現地調査は必須です。 建物の形・構造・間取り等により、電波の到達距離は大きく変わります。そのため実機を持込み、客室の場合では入り口付近・窓側での減衰値を実測しデータを記録します。 また、外部からの飛び込みWi-Fiのチャンネルや強度測定も実施します。 これらのデータを基にアクセスポイントの設置位置及び必要台数を割出し、最適なネットワーク構築を心掛けています。 |
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お見積もり 「何をどうされたいか」しっかりお客様のご要望をお聞きして最適なご提案をさせて頂きます。 |
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ご契約 ご提案の内容とお見積書の内容にご同意頂けましたら、ご契約書を取り交わさせて頂きます。 |
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配線・機器設置工事(施工) 事前に施工スケジュールのすり合わせを実施。 丁寧な工事を致します。 |
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システム設定・動作確認 ネットワーク設定と通信状況の試験をおこないます。 |
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お引き渡し |