お知らせ


2 / 212

ワンポイントアドバイス①(防災備品対策)

jyoubitou01あるメーカーさんから、新型のLED客室常備灯の案内を頂きました。
早速取引先のビジネスホテル様を訪ねて設置状況をお聞きしたところ、ホテル様により対応が様々でした。

あるオーナー様は、点灯試験と乾電池の液漏れチェックを各フロア毎自らチェックされ、記録に残しておられました。
また、あるホテル様では、全客室に有る事は知っているが、チェックした記憶が無い。または、前回チェックしたのが何年前か良く覚えていない。
などのご返事が意外と多くありました。

中には、そもそも客室常備灯を設置していないホテル様もあり、早速見積依頼を頂きました。

最近のホテル用LED常備灯は、小型で連続点灯も20時間以上とスマートで高機能になっています。地震や雷、風水害など災害の多い日本ですので、小さな防災対策も怠るわけにはいきませんね。





デジタル共聴方式のペイテレビと放映コンテンツの現状

CS再送信などによるデジタル共聴方式のペイテレビは、少々出遅れているようです。

原因は二つあります。
ひとつは、今までデジタル変調器(OFDM変調器)がアナログ変調器と比べ価格が高かった事です。
これまで毎年倍々ゲーム的に下がってきましたが、ここに来てやっとアナログ変調器に近づいた感があります。


二つ目は、CS放送(スカパープレミアム)のHD化移行が大変遅れ、その間に番組の統廃合や衛星の乗換えなどもあり、折角の顧客をみすみすVODメーカーに取られた状況で、HD化移行の期を逸した事は否めません。
現在においても、CS放送の受信契約はアダルト系各番組供給会社さん共減少に歯止めが掛からない状態です。

また最近は、別の要因もあります。
アダルト番組に限って言えば、最近HDDプレーヤーなるコンテンツ送出システムが数社から出回っており、時代に逆行したようなシステムではありますが、このシステムの普及如何ではCSアダルトチャンネルが脅かされる事態になりかねない状況です。
現状では画質に於いてハイビジョン化が遅れているとか、番組ガイドが無い等、グレード面では改良の余地があります。
しかし、中にはハイビジョン化を進め毎時のプログラムガイドも用意され、素人目にはCS放送と何ら遜色ないものまで現れています。そしてSC放送と比較して安価である事から、秘かに浸透しています。

また、レジャー系のホテルを中心にVODシステムの機能の中に、フロントに置かれた改造STBを使用してアダルト等の番組をジャンル別に複数チャンネルデジタル変調器を使用して垂れ流し放映している例が増えている事もネガティブな要因になっています。
VODサーバー内のコンテンツとは言え、追加料金無しでのサービスの為、番組供給会社さんにとっては頭の痛いサービスが登場した事になります。
こうした様々な逆風が吹いている中ではありますが、CS番組供給会社には何らかのアイデアを出して巻き返しの為頑張って欲しいところです。


ここで、CS再送信デジタル共聴方式のペイテレビについて簡単に触れておきます。
もちろん、客室はデジタルテレビのみでSTBは必要ありません。
テレビにネットワーク(LAN)を接続することも、基本的には必要ありません。
デジタル変調器を管理コンピュータで制御するだけで、アンテナ共聴ラインを使い、フロント管理コンピューターから客室テレビに視聴制限を掛ける事が可能な画期的なシステムです。(一部メーカーの機種では設定出来ないテレビもあります)
もちろん、課金のためにはネットワークに接続された課金機(視聴権販売機)は必要です。
デジタル変調器の機能を使って、VODの様な簡単ホテルガイドを流す事も可能です。
操作はVODの場合とほぼ同じです。

放映番組はCS放送の場合はHDデジタル変調器で有れば客室までハイビジョン伝送されます。
画質は格段に良くなるため、有料であれ無料であれ今後のテレビ自主放送は徐々にこの方式になると思われます。





ペイテレビの業者による定額制と視聴率の低下

これからのペイテレビは、VOD方式かデジタル共聴方式か、現状では悩ましい状況です。
一方運用面から見ますと、業者による委託設置かシステム買取かの問題ですが、視聴率が下がっている現状では、以前のようにホテル様と売上げ配分する委託設置のケースはほぼ無くなっており、最低ミニマム(売上げ保証)を設定した契約が一般的で、業界では定額制と呼んでいます。

業者は、運営に必要な経費を確保しますが、ビデオ売上げでまかなえない経費は、ホテル様のご負担となります。
当然業者にとっては以前の様な利益を望むべくもなく、ホテル様のまとまった出費を負担軽減することで契約を確保しているというのが現状です。
もっとも小規模のホテル様の場合は、システムの買取を進められるケースが多くなっています。
運用益はホテル様に100%取って頂くのが狙いですが、収益性が低いシステムになった為、リスクはホテル様で取って頂くという考え方とも言えます。収益性が低い原因は、取も直さず視聴率の低下に有ります。

視聴率が下がっている原因は何か?


様々な要因が考えられますが、ひとつはホテルの無線LAN環境が整って来た事により、持参しているスマホやノートパソコン更にはタブレットを持参しているケースが多くなり、これらの利用時間が増えている事
それは、貸し出し用ノートパソコンの利用がめっきり減っている事からも言えると思います。

ペイテレビで放映しているようなコンテンツは、はっきり言ってネット上で無料ででもゲット出来る時代ですし、その術を知らない利用者のみが、1000円払って見て頂いていると言うのが現状かもしれません。

二つ目の要因は、多チャンネルのBSデジタル放送が、ホテルで視聴できる事が一般的になって、深夜まで楽しめる環境になった事。その他、アダルト番組が昔ほどめずらしいものでは無くなったとか、草食系の宿泊者が増えた?とか、色々考えられます。
いずれにしても、今後視聴率をアップさせる事は至難の業の様に思われます。
そこへ消費税の増税です。切りの良い1000円を変更できないとすれば、確実に収入減になってしまいます。

弊社では、ご導入に際して売上や消費税の変動、システムの耐用年数・機器のメンテナンス等、あらゆる想定のもとシュミレーションをしっかりして、より確率の高い試算をご提示させて頂くよう努力しています。
出来れば、システムご購入の方向でお勧めしていますが、委託設置にも柔軟に対応いたします。





ホテル内の無線LAN(Wi-Fi)サービスについて

ローカル(瀬戸内海経済圏)な話題で恐縮ですが、1昨年は3年に1度の「瀬戸内芸術祭」が開催され、多くの外国人がやって来ました。昨年岡山では、ESDユネスコ世界会議が開催され、外国からのお客様が多数見えられました。
それに伴って、シティ・ビジネスホテル様での話題は、「海外からのお客様を迎えるには、Wi-Fi環境は必須ですね。必ず要求される。有線LANだけでは対応できない。」と言った声です。

既に多くのホテル様でWi-Fi設備は設置済みの様ですが、一部にキャリア系アクセスポイントでカバー出来ているとお考えの方もおられる様です。海外の方のためには、キャリア系アクセスポイントはほとんど役に立たず、ホテル独自のWi-Fi設備が必須になります。
VODシステム用の有線LAN設備とは別系統の無線LAN設備がある事が理想と思われます。

更に、バンケットルームや会議室のあるシティホテルでは、多人数の同時使用に何処まで耐えられるかチェックしておく必要があると考えます。
折角、宴会・会議室フロアにWi-Fi設備をしたのに繋がり難い様では、利用者に十分満足して頂けずWi-Fi設備ありを謳い文句にしていた場合は、クレームになる事も考えられます。
また、偏りを無くすためデーター量の制限を掛けるなど、高度な設定を要求される場合もあります。

また、「ダークホテル」と検索するとお分かりのように、Wi-Fiネットワークの脆弱性を突いたウイルスも日本で数多く発見されているようです。
Wi-Fiシステムのセキュリティについては、十分考慮したシステムを組む事をお勧めします。





ホテルの簡単・安価なLANシステム(TLCモデム)について

ホテルのインターネット環境の提供に付いては、既にほとんどのホテル様で何らかの対策がなされていると思います。
ここでご紹介するのは、まだ完璧な設備にはなっていないホテル様に朗報です。

ホテルのネット環境といえば、UTP(LAN)ケーブルを敷設して他の客室へはアクセスできないVLANを組むのが一般的です。しっかりしたファイアーウォールが設置されていると完璧でしょう。
しかし、特段のファイヤーウォールも無ければ、VLANにもなっていないホテル様も意外と多い様です。
VODシステムを導入しているホテル様でさえ、こうした例は見受けられます。


tlc_1500_f 今回は、TLCモデムを使った新しいネットワークシステムのご紹介です。「TLC」とはTV Line Communication の略で、既存のテレビ共聴設備を活用してデータ通信を実現するシステムの呼称です。
電力線を利用したHD-PLCの技術を応用したもので、TLCはサン電子株式会社による造語です。

テレビ共聴の同軸ケーブルを利用したシステムは、一般にRFモデムと言って以前からありました。
従来のRFモデムを使用したシステムは、高価なセンターモデムが必要で、VLANにはなるものの上り通信速度が極めて遅く、一般のメールなどは問題ないのですが、大きな画像ファイルや動画ファイルを送るには適していないのが現状です。

TLCモデムを使用したネットワークシステムは、同軸ケーブルを使用しますが仕組みは全く違います。
まず、親となるセンターモデムがいりません。上り下りの回線スピードは同じで、最大で70Mbpsと高速です。

TLCモデム自体が親にも子にも設定できます。1台の親に子機設定したTLCモデムが16台まで接続出来、更にスイッチングハブなどを利用して、全客室に設置する事が可能になります。
設置はアンテナ線を分配するなどして非常に簡単に設置できます。しかも安価にシステムを構築でします。

現状はとりあえず配線の容易な、あるいはどうしても必要な客室のみネットワークに対応させて、あとの客室は様子見とか予算が出来てからと考えているホテル様も多いのではないでしょうか。
TLCモデムは、そうしたホテル様に持って来いのシステムです。

特に、リゾートホテル旅館様では、客室でインターネットの利用はきわめて少ないと思われますが、それでもいざと言う時にどうにも対応出来ないようでは、これからの競争に不安が残るところでしょう。
普段はインターネットサービスはしていなくても、必要なお客様の投宿にも対応出来、しかもコストがあまり掛からないと言うのが理想だと思います。
TLCモデムは、必要なお客様には貸し出し(事前に分かっている場合は、施設担当者でチェックインまでに設置しておく)等の対応が取れます。
もちろん必要な台数のみストックしておけば予算も少なくて済みます。
ただし、どの客室でもサービスできるよう事前の接続試験はしておく必要はありますが・・

tlc_1500_f2TLCモデムを活用したネットワークは、完璧なVLANシステムのようなものではありませんが、子機間のアクセスを遮断することはできます。これにより十分利用できるシステム構築が可能です。
新型TLCモデム
TLCモデムにも弱点があります。共聴機器でもブースターなどがあるとそのままでは通信できません。
この問題も分波器によるバイパス回路を付加することで解決します。
また、使用周波数が2~28MHz帯(Wavelet OFDM変調方式)を使用しているため、ケーブルテレビのインターネットを利用している施設では信号がぶつかり合うのと、技術力のある施工会社でなければ、上り流合雑音の抑止がうまく出来ない場合は、ケーブルテレビ局や付近の利用者に迷惑を掛けることも考えられます。
また、集中方式のカラオケやマルチメディアシステムの上り信号とも競合しないか、または共存できるか事前にチェックしておく必要があります。

こうした点を考えると、安価で安定した通信手段ではありますが、高度なテレビ共聴の知識と技術を持った業者でなければ、設置上問題を起こす可能性もあります。
少なくとも、スペクトラムアナライザーで計測監視できるレベルは要求されるのではないでしょうか?

また、最近増えた利用例として、アナログ監視カメラからネットワークカメラへの乗換えに利用されます。
TLCモデムシステムを活用すれば、同軸を利用したアナログ監視カメラを、配線の張替えなしでネットワークカメラに置き換えることが可能になります。
PoE機能をもたせPLCユニットであれば、ネットワークカメラ付近に電源が不要になり、UTPケーブルのような距離制限が無いため、トンネルや河川監視といった長距離伝送可能になります。

その他にも活用の可能性は色々考えられます。

詳しくはメーカーのTLCモデムサイトをご覧下さい





「ホテル客室テレビ」チャンネル設定で新たな問題?

2011年7月でアナログ放送が終了(震災被災地を除く)し、ホテル旅館様の客室テレビもほぼデジタルテレビに買い換えられた事と思います。

最近になって、チェックしておくべき問題が地デジ放送とBS放送でそれぞれ発生していますので、ご紹介しておきたいと思います。

まずは、地デジ放送での問題点ですが、多くのホテル様で地デジテレビをご導入されたのは、数年前からで、当時は、ハイビジョンコンテンツがきれいだとか、まだ標準画質のチャンネルだとか言われていましたが、アナログ放送が終了してからは、徐々に本来のデジタルチャンネルの持っている機能を使った番組放送が現れてきました。

その一つが、同一時間帯に複数の番組を放送出来る機能です。
例えば、ナイターが延長して映画の放送時間になった場合、同じ局でどちらも放映できるようになっています。
ところが、ホテル客室テレビでは、チャンネルスキップが設定されていて、直接選択は出来ません。
NHK-Gチャンネルで言えば、 011chと012chになりますが、011chは選択出来ますが、012chはスキップして、031のNHK-Eテレに替わってしまいます。
この問題を解決するには、011ch,012ch,013chを選択できるように設定すればよいのですが、果たしてその必要があるのかは、今後の放送内容を見ながら、ホテル様で考え方が分かれるところかと考えます。

視聴チャンネルに設定した場合は、011chを選択した後、UPボタンで選局する事になると思います。
UP/DOWNボタンのみの操作では、放送されていない012ch,013chが現れてかえって煩わしい事になります。
別の選局方法としては、番組表(EPG)をだして選局すれば視聴できると思われます。
現状のままで良いのか、設定変更するべきか、悩ましい問題だと思います。




もう一点は、BS放送の問題です。
2011年10月から新番組が12ch増えて24chになりました。
ホテル客室テレビではBS増設チャンネル部分のスキップ設定は、ほとんどされていないと思います。
新たなチャンネルは、有料視聴のチャンネルがほとんどで、ホテル様で視聴するケースは少ないと思い、そのままにしていたところ、無料体験放送期間などでたまたま視聴できた例があります。

そこまでは何ら問題は無かったのですが、連泊のお客様が昨日までは見れたBSチャンネルが見れないとクレームを付けた事から、事情の良く分からないフロントスタッフがテレビの故障と思い込み、ルームチェンジに。
このような事から、BSチャンネルのスキップ設定を急遽することになったホテル様が有りました。

2012年3月からは、更に7ch増えて、全31chになります。
こうなると、要らぬトラブルを防ぐ上からも、不要チャンネルのスキップ設定が必要になってくるのではないかと考えています。

最も、テレビ設置後に発生するこれらの問題に対し、設定変更やチャンネルプログラム変更ないし操作説明などの経費は、どこが負担するのかの問題も出てきます。

一般に、テレビ買取であればホテル様、委託設置の場合は業者になると考えるのが妥当でしょうか。
いずれにしても、過渡期には様々な問題が次々と発生するものだと感じました。





2 / 212