監視カメラ



隠し撮りカメラについて(よもやま話)

隠し撮りカメラ
30年もセキュリティにまつわる仕事をしていると、色々な依頼をお受けし様々なカメラで隠し撮りした事を思い起こす。
今も私の机の引き出しには、どこかの現場で使わなくなったI型L型ピンホールレンズがある。

最初にお断りしておきますが、隠し撮りカメラと言っても公序良俗に反するお話ではありません。

  1. ホテルのフロントレジの売上金が抜かれている様子との事で、フロント事務所へ隠し撮りカメラを付けた事が有ります。
    レジの上、2灯用埋め込み蛍光灯が節電で1灯のみ使用されていました。
    使っていない蛍光灯のソケットを天井裏に押し込み、天井裏に業務用カメラを取り付け、外れたソケットの穴から撮影できるようにしました。
    録画機材は、親夫婦が使っている部屋の押し入れの中に設置。
    再生して見ると、親の非番の日に息子の悪友が来ていて、隙を見て抜き取っていました。

  2. あるレジャーホテルの改装時に、依頼により隠し撮りカメラを設置したケースが有ります。
    ロビーの大理石でできた豪華な壁面に5ミリ位の小さな穴が開いており、以前からカメラが設置されていたらしく、新機種にやり替え設置しました。
    レジャーホテルに隠しカメラは、見つかると経営を左右する事件にもなりかねません。
    もし依頼が有れば、まずお断りしています。
    ただし、このケースではロビーと言う事でプライベートスペースではなかった為お受けしました。
    オーナーからの要望は、「人数と男女が確認出来れば良い。出来る限りぼかしてほしい」と言うものでした。
    フロント事務所のモニターを見るのは地元のスタッフで、余りに鮮明な画像が映し出されると、地域で話題になってはいけない、さりとて入室人数の確認はしたいと言う、オーナーなりに気遣いしたものでした。
    今では堂々とドームカメラが付いていて、ピースして入るカップルまでいますが、当時は来客にカメラを向けるのは、かなりはばかられていた時代でした。

  3. ある事務所で、来客によって応接室を使い分けしたいとのご要望で、エントランス壁に隠し撮りカメラを付けた事が有ります。
    コンセントプレート窓にスモークフィルムを張った施工で、裏側のパイプスペースに業務用カメラを設置、事務所スタッフが確認してそれぞれの応接室にご案内するもので、設置後はうまく機能していました。
    こうした監視カメラも今では堂々と設置できる風潮になって来ました。

  4. 大手企業の社員寮駐車場で車上狙いが頻発する事が有り、寮のベランダから撮りたいので望遠レンズを装着した防犯カメラを貸出して欲しいとの依頼が有りました。
    1週間くらいで、犯人が写っている映像が記録出来、警察に届け出した様でした。
    やはり寮生の仕業だったようです。

  5. ホテルの立体駐車場の現金が合わないとの事で、管理人の仕業と睨んだオーナーから、ポケットへ収まる位の小型カメラを貸してほしいとの依頼を受けました。
    貸出して10日位して返却が有り、証拠の映像を突き付けて解雇したとのお話をお聞きしました。

  6. 同業の社長さんから聞いた話ですが、やはり事務所で事件が度々起こるとの事で、箱型スピーカーのサランネットの裏側へカメラを仕込んで社長室で見えるようにしたお話もお聞きしました。
    そう言えば昔、スピーカー型防犯カメラという商品がありました。
    今でも火災報知機型など、一見カメラに見えない商品も世の中にはたくさんありますが、出来ればこうした分野へはあまり足を踏み入れたくないものです。
防犯カメラ・監視カメラのご相談は、株式会社セルテックヘ



2020年2月13日



各種カメラの適材適所

防犯・監視カメラは、アナログカメラ、アナログHD(ハイビジョン)カメラ、デジタルHDカメラ、ネットワークカメラの4種類があります。
それぞれの特徴を説明いたします。

アナログカメラの特徴
  • 電源重畳ユニットにより、電源も送れるワンケーブルタイプと電源別配線タイプがあります。
  • 専用モニターテレビまたはアナログモニターで視聴します。
  • 解像度はNTSC送信のため、デジタル画面の標準画質480i相当です。ハイビジョン画質にはなりません。
  • マイク内蔵カメラでは、アナログ音声も配信します。
  • 暗視カメラや赤外線カメラなど機種が豊富です。
  • 記録は一般的にDVR(デジタルビデオレコーダー)でおこないます。
  • ネット対応のDVRの場合、遠隔監視が可能です。(スマートフォンで確認など)


アナログHDカメラ(AHD,HD-CVI,HD-TVI方式)の特徴
  • 既存のアナログカメラの同軸ケーブルを利用してアナログハイビジョンの伝送を可能にした新カメラシステム。5Cで500mまで
  • PoCユニットにより、電源も送れるワンケーブルタイプと電源別配線タイプがあります。
  • HDMI,VGA端子のあるモニター・テレビで視聴します。
  • 解像度は720P~1080Pの高精細画像です。
  • 音声伝送については、HD-TVI方式は不可。その他も機種により不可。
  • 暗視カメラや赤外線カメラなど機種が豊富です。
  • 記録は専用のDVR(デジタルビデオレコーダー)でおこないます。従来のアナログカメラとの混在も可能です。(可能でない場合もあるかもしれません)
  • ネット対応のDVRの場合、遠隔監視が可能です。(スマートフォンで確認など)


HD-SDIカメラの特徴
  • 既存のアナログカメラの同軸ケーブルを利用して、デジタルハイビジョン(HD画質)の伝送を可能にした新カメラシステムです。
  • SDIと言う放送規格の信号で伝送する為、カメラ単体では再生が難しく、専用のHD-SDIレコーダーを介してHDMI,VGA出力により、一般テレビ等で視聴できます。もちろん遠隔監視も可能です。
  • アナログカメラ同様カメラの数だけHD-SDIレコーダーまで同軸ケーブル配線が必要です。
  • 最大伝送距離は、5C-FBケーブルで100mです。リピーターを使用する事で延長可能です。圧縮伝送方式で350mまで伝送できる機種もあります。
  • PoC対応の給電装置を付加する事も可能です。


ネットワークカメラの特徴
  • UTP(LAN)ケーブルで映像・音声データを配信します。
  • 電源も送れるPoe給電機能を持ったタイプと電源別配線タイプがあります。
  • 一般にPCモニター・デジタルテレビ・スマートフォン等のタブレットで視聴します。
  • メガピクセルと呼ばれる高解像度(ハイビジョン画質)の機種が中心です。
  • 遠隔での監視が容易にできます。(スマートフォンで確認など)
  • 遠隔監視だけでなく、双方にマイク・スピーカーを設置してインターラクティブなシステム構築が可能。
  • カメラのパンチルトズームなど(PTZ)を遠隔操作出来る機種があります。
  • カメラ本体にSDカード等のメディアで記録できる機種があります。
  • ネットワークの設定によっては、秘匿性が損なわれる危険があります。
  • 記録は一般的にNVR(ネットワークビデオレコーダー)でおこないます。
  • 数多くのカメラを接続した場合でも、NVRへは1本のUTPケーブルで済みます。
  • ネットワーク内であれば、複数個所から同時に視聴・記録が可能です。
  • 映像は多少遅延する場合があります。


その他
  • アナログカメラでもネットワーク機能を持ったDVRと接続すれば、PCやスマートフォンから遠隔監視できます。
  • PLCユニットを使い、既存の同軸ケーブルを使用して、ネットワークカメラに置き換えることも可能です。
  • NVRの中には、ネットワークカメラとアナログカメラとの混在が可能なハイブリッド機種もあります。
  • 最近のカメラレンズは一般的にプラスチックレンズを採用した機種が多く、劣化防止や高解像度を求める場合は、高価ではありますがガラスレンズを採用する事になります。
  • 同一メーカーでシステムを組むのが一般的ですが、様々なメーカーの機種を接続できるNVRもあります。多くの機種の中から最適な機種を選ぶ事が可能です。
    (標準プロトコルであるONVIFに対応機種)



2016年7月14日



いざ「取付けたい」と思っても相談するお店(業者)が分からない!

ネットのショッピングサイトで購入する事も出来ますが、売られている多くの機種は比較的安価な海外製品がほとんどです。
防犯カメラは、ピンからキリまで価格差が非常に大きく、一般の購買者がその理由を見抜事は極めて困難と言えます。ネット上では我々でも驚くような安価な商品も溢れています。
玩具程度のつもりであれば、ネット上での購入もありでしょう。

ネット上で相談に乗ってくれるのは、監視カメラとセキュリティーの専門店で、そのほとんどがネット上にショッピングサイトを持たないところかもしれません。
そうしたところは価格表示をされていない場合が多いと思います。その理由は、ただ単に商品を売ろうとしているショッピングサイトと違って、お客様の困っている問題解決のお手伝いをしたいと考えているからです。弊社も問題解決のためには、実際はカメラやレコーダー以外にも必要になる物があったりしますし、総合的にシステムとしてご提案差し上げたいと考えています。

一番身近なホームセンターや大型家電量販店などでは、機種も少なく専門知識を持った人が居ない場合がほとんど。 地域の家電屋さんでも手に入る商品は有りますが、普段あまり施工実績が無い為、商品知識に乏しく不安が残るところでしょう。
もちろん、こうした所ではデモ機実演も期待できません。
ましてや、本格的なネットワークカメラに至っては、ほとんど取り扱いされていません。


施工業者選定の基本

店舗・事務所・倉庫などで、継続的に防犯警備までお考えであれば、大手の警備会社へご相談依頼するのが良いでしょう。
防犯設備として監視カメラシステムをお考えであれば、各地にセキュリティー専門の施工会社があります。
経験も豊富ですし、大手警備会社の施工もしている場合が多いです。

弊社も含め、専門施工会社は一般に事業所の業務用カメラシステムが中心ですが、一般家庭であってもご相談にのれます。

また、問題が発生している間だけの、機器レンタル又はリースについてもご相談下さい。

防犯・監視カメラは、価格差・性能差が非常に大きく、ご自分で選定するにはリスクが大きいと言えます。
監視カメラの設置をご検討中の方は、是非弊社までご相談ください。



2016年7月12日



監視カメラの市場

市場背景をお話しますと、大型テレビでは高精細な4Kテレビが一般化されている時代に、監視カメラ市場においても高精細化の要望が確実に増えています。

ところが、既存カメラは同軸ケーブルを使ったアナログカメラがまだまだ沢山設置されており、これらの買換え需要を充たすには、同軸ケーブルを流用して高精細化出来るカメラの開発が待ち焦がれていました。
それが、様々な方式のアナログHDカメラシステムになります。

本来は、ネットワークカメラ化するのがベターでしょうが、新たにネットワーク構築する場合、価格面でコスト高になる事と、ネットワークの知識が必要となり、ネットワークカメラへの移行は思うように進んでいません。

それぞれに長所・短所がありますので、使用目的に合わせて選定することが、重要です。



2016年7月12日